【Linuc/LPIC対策】setコマンドとオプションの由来【Linux】

コマンドとオプションは由来で覚える

LinuC/LPICの試験では、必ず「コマンドを覚えているか」「目的に応じてオプションを指定できるか」が問われます。
これらの問いに解答するためには、正確にコマンドとそのオプションを記憶しておく必要がありますが、コマンドの種類とオプションの数は多く、単純に記憶することは非常に難しいです。

そのため、コマンドとオプションはその由来(基本的に英単語)とともに記憶していくことが重要です。由来を知っていることで記憶を引き出す際のとっかかりが大きくなり、試験当日に思い出しやすくなります。

今回の記事では、setコマンドとそのオプションについて由来を整理しましたので、ぜひ参考にしてみてください。

setコマンドとは

setコマンドは、「シェルの動作をカスタマイズし、スクリプトの柔軟性を高めること」を目的としたコマンドであり、シェルの動作を設定するための強力なツールです。
シェルには様々なオプション機能があり、シェルのオプション機能はsetコマンドで有効・無効を設定することができます。

setコマンドの書式は以下です。

$ set [-o][+o] オプション

オプションを有効化するためには「-o」を使用し、無効化するためには「+o」を使用します。

基本的なオプションと由来

基本的なオプションと由来は表のとおりです。

オプション等説明由来
-o allexport新しく作成された変数や関数を自動的にエクスポートする(環境変数にする)all + export
-o noglobワイルドカード展開を無効にするno + glob
*glob = シェルで使用する

ワイルドカードのこと
-o noexecコマンドを実行せず、構文エラーだけをチェックするno + exec
-o emacsEmacs風の行編集モードを使う
-o viVi風の行編集モードを使う
-o ignoreeofCtrl+Dでシェルを終了させないignore + end-of-file
-o noclobber既存のファイルをリダイレクト演算子(>,>&,<>)で上書きしないno + clobber
*clobber = たたき壊す

→no clobber = たたき壊さない

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